ネガティブにネガティブを返さない
ネガティブな発言をする人がいるとします。
その言葉に対して、こちらもマイナスな感情を抱いてしまうことがあります。
たとえば、こんな発言です。
- 「なんでこんなところにゴミ置いてるんだ(怒り)」
- 「私って、ほんと何もできないや(悲しみ)」
ネガティブで返してしまうと
けれど、その発言に対して、こちらもネガティブな言葉で返してしまうと、気づかないうちに悪循環に陥ってしまいます。
- 「なんでこんなところにゴミ置いてるんだ(怒り)」
- →「知らないよ、私に言わないでよ!」
- 「 私って、ほんと何もできないや(悲しみ)」
- →「わかったよ。だから何もしないで!」
無理にポジティブにならなくていい
そうならないように、ネガティブな発言があったとしても、ぐっとこらえて、ネガティブではない言葉を返してみましょう。
無理にポジティブになる必要はありません。
淡々とした、ノーマルな言葉で十分です。
- 「なんでこんなところにゴミ置いてるんだ(怒り)」
- →「何か急ぎの用事があったのかな? ゴミは運んでおくよ」
- 「私って、ほんと何もできないや(悲しみ)」
- →「そんなことないよ。大丈夫だよ」
空気は少しずつ変わっていく
それだけで、下へ向かっていた空気が、ほんの少しずつ、上へと向きを変えていくはずです。
相手は自由に感情を出していて、こちらがこらえる立場になると、もやもやしてしまうこともあるかもしれません。
ただ、ネガティブなやり取りをさらに膨らませて、結果的に自分まで嫌な気分になるくらいなら、少しでもポジティブに、あるいは笑って終われる着地のほうが、後味はずっと良いのではないかと思います。
by みつを