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正社員を辞めました

私は 2023 年 6 月末に正社員として勤めていた企業を退職しました。勤務期間は 1 年 6 ヶ月で、私にとっては短い期間でした。業務に対するモチベーションは高く、チームメンバーとも和気あいあいとした良い環境で仕事ができました。しかし、以下の理由により、仕事とプライベートのバランスが崩れてしまい、結果として退職することにしました。この記事は、私の感情を整理するためのものです。

  • 会社の英語化に伴う勉強
  • 諸事情による引っ越しと新幹線通勤
  • 妻との 1 年間の妊活と不妊娠の問題
  • 高齢の祖母への介護と手術の準備

英語化

会社の方針により、英語の勉強を始めることになりました。私の TOEIC のスコアが低く、また、諸事情により英語の研修を始めるのが遅れてしまったため、他の誰よりも一生懸命勉強しなければならないと感じていました。

2023 年 1 月から英語の勉強を開始し、平日の日中はチームとの合意により、チーム全員で 1 時間勉強することになりました。さらに、夜も 1 時間勉強することにしました。土日も 1 時間は勉強しています。

新幹線での通勤

元々、新幹線を利用した通勤を認識した上で、社内の移動制度を活用し、遠い地域の拠点に所属しました。当時、私の居住地は新幹線にアクセスしやすい位置にあったため、出社は楽でした。また、週一出社です。しかし、祖父母が高齢になり、さらに、祖父母が所有していた空き家を私が引き継ぐことになりました。その空き家は新幹線から離れた場所にあるため、通勤時間が往復 6 時間になってしまいました。引っ越しは、2023 年の 4 月頃でした。

妊活

私と妻は子供が大好きです。妻は以前保育士をしており、2023 年 3 月末に退職しました。その理由はいくつかありますが、妊娠を計画していることも一つです。2022 年から、妊活を始めるためにクリニックに通い始めました。当初は、タイミング療法を試しながら、並行して妻の検査と私の検査を行っていました。様々な事情があり、私の検査結果が 2023 年 5 月頃に判明しました。結果は機能不全で、つまり私の問題で子供ができないことがわかり、妻や親族にとても申し訳ない気持ちになってしまいました。それでもなんとか改善できるよう、お薬を飲んだり、ランニングを始めるなど、健康的な生活を心掛けるようになりました。

介護

80 歳を超える祖母が、昔から足が悪く、そろそろ足が動かなくなってしまいそうでした。足を動かさないため、運動しなくなり、血糖値がどんどんと上がってしまいました(HbA1c 9%)。足の手術をするのですが、血糖値が高いと手術ができないようです。足が悪いため、たまに湯船で溺れてしまうことが多く、その度に救助していましたが、とても危険な状態でした。生死に関わるため、祖父も父母も感情的になり、激しく喧嘩するようになりました。私は、祖父母、父母みんなが好きなんですが、喧嘩するたびに悲しい思いになりました。週に一度程度、祖父母の家へ向かい、家事を手伝ったり、祖父母の話(愚痴や不安)を聞いていました。この介護は、2023 年 5 月下旬頃から始まった出来事でした。

結果

これらの要素から、プライベートな精神的な負荷が増大し、英語の勉強によりプライベート時間が削られ、新幹線通勤による身体への負担が増え、私のワークライフバランスが崩れてしまいました。その結果、精神科を受診し、うつ病と診断されました。薬を処方されましたが、効果はあまり感じられませんでした。

私の感情は非常に不安定になっていました。些細なストレスに対して怒りと悲しみが極端に揺れ動き、すぐに怒ったり泣いたりしていました。しかし、仕事に持ち込まないように心がけていました。このままではいけないと感じ、業務委託という提案もしましたが、最終的には退職することに決めました。

反省

私は 2023 年の 4 月頃から、自分の感情が溢れそうだと感じていました。そのままでは問題が起こるかもしれないと思い始めていました。その後の出来事は、英語学習、新幹線通勤、妊活、介護と続きましたが、どうすればこれらの問題を解消できるのか、悩んでいる最中にさまざまな事が起こりました。ストレス解消のために過度な飲食や浪費をしてしまったこともありました。これらの行動は無意識に行っていたのかもしれません。ストレス解消は一時的な対策であり、問題が継続するとストレスは蓄積する一方です。今振り返ると、妻や家族に相談しにくい出来事だったため、問題を抱え込んでしまったのかもしれません。当時の私の認識は、「自分の感情が溢れそうだけど、今を乗り越えれば…」というものでした。

今思うと、何かを抱え込んだときは何かを手放すことが大切だと感じています。例えば、英語学習では、他人に追いつこうとする思いを手放し、自分のペースでゆっくりと学ぶべきだったと思います。また、長時間の新幹線通勤が確定した時点で、出社を諦めるか別の拠点に移動するべきだったかもしれません。妊活で私の機能不全が判明し、落ち込んだときは、妻と向き合い、しっかりと休養を取るべきだったと思います。介護の問題では、祖母の手術が終わるまで、介護休暇を取るか働き方を見直すべきだったと思います。もちろん、これらはすべて後の祭りで、実際に過去に戻ってそれができたかどうかはわかりません。しかし、何かを抱え込んだときには何かを手放すという意識を持つことで、より良い行動をとることができたのではないかと思います。

現在

現在は無職です。職を離れたため、英語の勉強や通勤は必要ありません。また、妊活も一時休止しています。祖母の家には頻繁に訪れています。色々と手放した結果、感情の溢れ具合は回復し、心に余裕が生まれました。そのため、趣味に時間を使う気持ちが湧いてきました。筋トレや遠出、アプリ開発や執筆などをしています。しかし、時々「このままで良いのか」と自問自答することもあります。妻や親族に相談していますが、焦らなくて良いと助言してくれています。

私は空き家を譲り受けているため、家賃やローンの心配はありません。そのため、金銭的に困ることは今のところほとんどありません。しかし、私の収入が一切ないのもどうかと思い、アルバイトを始めようと考えていました。その時、Findy のカスタマーサクセスと話す機会があり、業務委託の提案を頂きました。そして、Findy Freelance を通じて、ありがたいことに案件のオファーを頂きました。働く時間は週に 2、3 回程度ですが、時給が高い(普通のアルバイトに比べて)ので、これは良い機会だと思いました。

明日から、少しずつ働き始める予定です。

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