2025年仕事の思い出:1年間、週4在宅ワークやってみた
今年の年始から年末まで、業務委託という形で、週4日・在宅ワークの働き方を続けました。
業界はIT分野で、業務内容はPC作業が中心です。そのため、日中は自宅の仕事部屋にあるデスクで作業をしています。
この働き方を1年間継続してみて、私生活と仕事を明確に区別しやすくなり、それぞれに集中できた点がよかったと感じています。
本記事では、今年の働き方を振り返り、主に良かった点を中心にまとめます。
週4勤務という選択
稼働日は月・火・木・金とし、水曜日を平日の休みに設定しました。
週の途中に休みを入れることで、気持ちの切り替えがしやすくなり、平日の過ごし方全体が安定したと感じています。
平日のリズムと休みの配置
稼働日と休日の並びは、次のような流れになります。
- 月曜日
- 週の始まりとして仕事に向き合う日
- 火曜日
- 翌日に休みが控えているため、集中しやすい日
- 水曜日
- 休日
- 木曜日
- 休み明けで気持ちを切り替えやすい日
- 金曜日
- 週の区切りとして仕事を締める日
- 土曜日
- 休日
- 日曜日
- 休日
働く日の前後に休みが挟まることで、疲れが蓄積する前に一度立ち止まることができます。
年齢を重ねるにつれて疲労が抜けにくくなっている実感があり、この配置は体調管理の面で助けになっています。
また、水曜日や週末は業務そのものは行いませんが、仕事について前向きに考える時間を自然と持てています。
課題に直面している場合でも、一度距離を置くことで考えが整理され、解決の糸口が見えることがあります。
一日休むことで、次の稼働日に安定した状態で仕事に向かいやすくなっていると感じています。
在宅ワークにおける切り替えの工夫
在宅で週4日働いていると、仕事と私生活の境界が曖昧になりやすくなります。
そのため、自分の中で意識的に切り替えの習慣を作るようにしました。
毎朝、必ず外に出る時間を設けています。
散歩という形で外出し、用事があればそれを済ませ、特に目的がない場合でも一定時間歩いてから帰宅します。
天候に関わらず、この流れは継続しています。
外出後に仕事部屋へ入ることで、通勤したような感覚を作り、仕事に向かう意識へ切り替えています。
外気に触れることで体が自然に環境へ順応し、落ち着いた状態で作業に入れる点も良い影響を与えています。
瞑想による思考の整理
外出後、仕事を始める前に、10分ほどの瞑想を取り入れていました。
現在は引越しの都合により行っていませんが、実践していた期間は一定の効果を感じていました。
特別なテーマを設けず、思考が浮かんだらそれに気づき、再び何も考えない状態に戻る、という単純な内容です。
この「考え始めていることに気づく」という行為が、日常生活でも役立っていました。
自分の思考状態を客観的に捉えやすくなり、感情や考えに引きずられにくくなったと感じています。
結果として、仕事に取りかかる際の頭の状態が整い、落ち着いた気持ちで作業を始められるようになりました。
体を動かす時間を取り入れる
在宅での仕事は、どうしても体を動かす量が少なくなります。
業務では頭を使いますが、身体的な負荷はほとんどありません。
以前はジムに通っていましたが、結婚後の生活の変化により通わなくなりました。
その代わり、仕事終わりに一度家の外へ出て、軽いランニングを行うようにしました。
引越し後は内容を変え、現在は自宅での筋力トレーニングを中心にしています。
仕事部屋を出て運動することで、その日の業務が終わったという区切りを作れています。
体を動かしたあとは適度な疲労感があり、夜の睡眠も安定しやすくなりました。
自分にとっての適性
週4日の在宅ワークが自分に合うかどうかは、始める前は分かりませんでした。
しかし実際に続けてみると、生活のリズム、体調管理、仕事と私生活の切り分けの面で、無理のない形だと感じています。
それぞれの時間に集中しやすくなり、日々の過ごし方に納得感を持てるようになりました。
今の自分にとって、この働き方は自然で継続しやすい選択肢の一つだと思っています。
改善点として感じていること
一方で、人との交流が減った点は課題として感じています。
行動範囲が自宅中心になり、誰かと直接話す機会が少なくなりました。
日常的な会話はビデオ通話が中心になり、外出先で偶発的に人と会話する機会はほとんどありません。
お酒を飲まないこともあり、外で人と集まる場に出向くことも少なくなっています。
特に新しい行動を起こしていないため、人と話す機会の少なさを実感する場面があります。
今後は、この点について少しずつ工夫していく余地があると感じていますが、人見知りの性格のため そのままになるかもしれません。