誰かに親切をするとき、見返りを求めてはいけないと思っています。
見返りを前提にした親切は、どこか詐欺めいたものに感じるからです。
たとえば、電車の中で見ず知らずの年配の方に席を譲る場合、
その後に会うことはほとんどありません。
たとえ再び会うことがあったとしても、そのときには予期していなかったはずです。
だからこそ、その行為は純粋な善意のままです。
一方で、友人など今後も関係が続く相手に親切をする場合、
「これこれ手伝ったので、あれあれやってほしいな」といった見返りを期待してしまうと、関係が歪んでしまいます。
契約もないのに一方的に助けておいて、後から見返りを求めるのはフェアではありません。
それは相手からすれば、困惑しかありません。
誰かを助けるなら、 「徳を積む」 という意識で行えばよいと思います。
そうでなければ、助けられた側は「結局、自分のためだったのか」と感じてしまうでしょう。
逆に、相手から親切にしてもらう立場のときも、
できる限り自分でやる努力をして、本当に困ったときに助けを借りるのがよいのかもしれません。
そうすれば、お互いに健全な距離感で親切を受け渡すことができます。
仕事でもプライベートでも、誰かを助けたり助けられたりする場面は多いものです。
そのとき、もし助けた側だったなら、「徳を積んだ」と思い、その瞬間で完結させましょう。
相手から「お礼をさせて」と言われたときは、お気持ちだけ受け取るのがベターです。
もし金銭などを受け取ってしまえば、せっかく積んだ 徳は帳消し になるかもしれません。
逆に、助けられた側になった場合は、まず感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。
そして、お返ししたい気持ちが芽生えたときは、
相手が困っていることを自然な形で助けるのがよいと思います。
「タダより高いものはない」 と言われます。
助けてもらったときこそ、その言葉を思い出して、気をつけたいものです。
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