「内弁慶」という言葉があるように、家の中と外で性格が違う人は多いと思います。 環境によって性格が変わることは、よくあることです。
私自身も、仕事中の自分と家にいる自分とでは少し性格が違います。 仕事の時は、比較的社交的にコミュニケーションを取りますが、 家では、わざわざ社交的である必要もなく、マイペースに過ごしています。 また、法事などで親戚に会うときの自分は、普段よりもゆったりとしたトーンで話すことが多いです。 他には、友人に会う時は砕けたノリで話しますが、初対面の人に会う時は、意識的に明るく話すことが多いです。
環境の違いは、人と会うときだけではありません。 自分ひとりのときでも、状況によって性格が変わることがあります。 たとえば、何かうまくいかなかった日に出かけると、つい他責的になってしまいます。 逆に物事が順調な日は、見知らぬ相手の失敗にも寛容になれたりします。 そんな自分の変化を感じることがあります。
このように、環境によって性格が変わるのは自然なことだと思います。 けれど、そうした「場によって変わる自分」をうまく受け入れられない人もいるかもしれません。 私自身はそこまで悩むことはありませんが、それでも「外の自分は作っているな」と感じる時があります。
こうした「環境や状況によって変わる自分」こそが、分人主義の考え方に近いのだと私は解釈しました。
「分人」は、対人関係ごと、環境ごとに分化した、異なる人格のことです。
中心に一つだけ「本当の自分」を認めるのではなく、
それら複数の人格すべてを「本当の自分」だと捉えます。
この考え方を「分人主義」と呼びます。
この考え方は「自分を肯定する」ための助けになるのかなと思います。
心地よい性格のときもあれば、意地悪な性格が出るときもある。 どちらも自分であり、良い悪いで分ける必要はない。
結局のところ、それがどうというわけではないのですが、 自分の性格が変化していると気づけること 自体が、 性格を平常に戻す手がかり になるのではないかと思いました。
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